私たちの身の回りにはさまざまな金属製品がありますが、それらは金属加工されてできたものです。
金属加工には溶接という工程があり、いくつか種類がある中でもCO2溶接が採用されることが多い傾向にあります。
そこで今回は、CO2溶接の手順について解説します。
▼CO2溶接の手順
①ワイヤーの供給
CO2溶接は半自動溶接と言い、半分自動・半分手動で作業を行います。
溶接材料のワイヤーは半自動溶接機から自動で供給される仕組みになっているため、手動で行うことはありません。
②溶接
自動で供給されたワイヤーは、人の手によって溶接されます。
溶接自体は手動で行うため、職人の腕によって仕上がりが変わります。
▼CO2溶接をきれいに仕上げるコツ
■適した溶接機を選ぶ
溶接機にはさまざまな種類があり、用途に応じて使い分ける必要があります。
ここで使用する溶接機を間違えると作業効率が落ちてしまうため、溶接する材料や入力電圧などを考慮して適した溶接機を選びましょう。
■トーチの動かし方を使い分ける
トーチの動かし方には、直線に進める「ストリンガービード」とジグザグに進める「ウィービングビード」があります。
難易度や作業効率を考えてウィービングビードが用いられることが多いですが、どちらもできるようにしておくと幅広い溶接に対応できるでしょう。
▼まとめ
CO2溶接は「①ワイヤーの供給→②溶接」の手順で行います。
溶接自体は手動で行うため、職人の腕によって仕上がりが変わるのが特徴です。
CO2溶接をきれいに仕上げるには、適した溶接機を選びトーチの動かし方を使い分けることが大切です。
当社では研磨・溶接をはじめとした金属加工を行っておりますので、気軽にお問い合わせください。
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