ステンレスにはいくつか種類があり、それぞれ特徴が異なります。
そのため、用途に応じて適したステンレスを選ばなければなりません。
そこで今回は、ステンレスの種類と特徴について解説します。
▼ステンレスの種類と特徴
■マルテンサイト系ステンレス
主要成分はクロムで、炭素の含有量が多いのが特徴です。
硬度を高くするために焼き入れをする必要があります。
一度の焼き入れでは硬度が低いため、焼き戻しの工程が必要です。
この作業を行うことで硬度の高いステンレスになりますが、加工するときは柔らかいため比較的容易に加工することができます。
■フェライト系ステンレス
ステンレスの中でも安価で、マルテンサイト系ステンレスよりも耐食性が高いのが特徴です。
耐食性の高さを活かし、建物の内装や自動車の部品などに使われています。
ただし強度に劣るため、強度が求められる部品や場所には用いることができません。
■オーステナイト系ステンレス
低温時は強度が低く、高温になるにつれて強度が高くなります。
また、磁気がなく加工しやすいことも特徴です。
オーステナイト系ステンレスはステンレスの中で最もメジャーな種類で、幅広く使用されています。
▼まとめ
ステンレスには以下のような種類があります。
・マルテンサイト系ステンレス
・フェライト系ステンレス
・オーステナイト系ステンレス
この他にもさまざまな種類があり、それぞれ特徴が異なるため適したステンレスを選ぶことが大切です。
当社ではステンレスをはじめ、さまざまな金属の加工を行っております。
また、仕上がりには特にこだわっておりますので、高品質な金属加工をご希望の方はぜひご相談ください。