コラム

バフ研磨で用いる素材とは?

金属の表面をなめらかに仕上げるバフ研磨をする際は、いくつかの素材から選び分けます。
具体的には、どのような素材が用いられるのでしょうか。
今回は、バフ研磨で使われる素材についてご紹介いたします。
▼バフ研磨で用いる素材
バフ研磨を行う際は、工程や目的によって素材を使い分けることが重要です。
■麻
バフ研磨を行う際、一番最初に用いる素材が麻です。
麻にはシャリシャリとした独特の手触りがあり、きめの細かな研磨には向きません。
そのため、研磨の中では最も早い段階の「粗研磨」で使われます。
■綿
中間の研磨や仕上げでバフ研磨を行う際に用いるのが、綿を素材とする綿バフです。
綿は麻に比べてやわらかいことから、まずは麻バフを行ったのちに綿バフを使います。
この順番で行うことで、きめ細かな表面に仕上がるのが特徴です。
■ウール
洋服の高級生地としても知られるのが、羊毛を原料とするウールです。
このウールを用いたウールバフは厚みがあり、バフそのもののきめが細かいのが特徴です。
さらに高い研磨力を持っているため、表面の傷を取り除きつやを出す効果をもたらします。
バフ研磨においては、しばしば仕上げの工程で用いられる素材です。
■スポンジ
ウールに比べると研磨力に劣ることから、逆に傷がつきにくいのがスポンジバフの特徴です。
磨くと傷が付く恐れがある塗装面に対し、バフ研磨を施すのに使われます。
▼まとめ
バフ研磨をする際は、きめの粗さや用途によってバフの素材を使い分けます。
麻バフで粗い面を仕上げてから綿バフで整え、さらにやわらかいウールバフやスポンジパフで仕上げるといったイメージです。
愛媛を拠点に溶接を手掛ける当社では、金属の研磨も承っております。
ぜひお気軽にお問い合わせください。

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