金属研磨は製品を美しく仕上げることができますが、どのような流れでおこなわれるのでしょうか。
製品の素材や用途により細かな工程は変わってきますが、あらかたの流れは同様です。
そこで今回は、金属研磨の流れについてご紹介します。
▼金属研磨の流れ
①下地
まずは、製品の異物やデコボコの除去をします。
下地の段階できちんと除去しておかないと、後の仕上がりを左右するので重要なポイントです。
砥石は、番手の小さいものを使って全体を削っていきましょう。
全体を削るので、細かな部分は一旦置いておきます。
②ならし
ならしは、ザラついている表面をならしていく工程です。
下地で使った砥石よりも番手の高いものを使い、ならしていきます。
③つや出し
つや出しは、表面をきれいにする工程です。
最後の仕上げでツルツルにする前に、表面の汚れを除去していきます。
使う砥石は、ならしで使用したものより番手の高いものを使いましょう。
つや出しで表面をきれいにしておけば、一層美しい仕上がりになります。
④鏡面仕上げ
鏡面仕上げは、製品を鏡のように研磨する工程です。
これまでの工程をしっかりこなしていれば、スムーズに作業できます。
砥石の番手は一気に上げずに、様子を見ながら少しずつ上げていくと細かく仕上げられます。
▼まとめ
金属研磨の流れは、下地・ならし・つや出し・鏡面仕上げの順で進めます。
特に大切なのは下地処理で、異物やデコボコが残っていると製品の仕上がりに響いてしまいます。
精度の高い製品にするためにも、下地はもちろんすべての工程を丁寧に行う必要があると言えます。
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