TIG溶接は幅広い金属に対応しているため、比較的使用頻度が高い溶接方法です。
しかし、なぜ使用される頻度が高いのでしょうか。
そこで今回は、TIG溶接の特徴について解説します。
▼TIG溶接の特徴
■幅広い金属の溶接が可能
他の溶接方法の場合、溶接できる金属が限られています。
また、金属の種類によってガスボンベを変えなければなりません。
一方、TIG溶接はステンレス・鉄・アルミ・チタンなどほとんど全ての金属が溶接可能です。
さらに金属の種類によってガスボンベを変える必要もなく、アルゴンガスボンベだけで溶接可能なため手間が省けます。
■初心者でも作業しやすい
アーク溶接や半自動溶接はスパッター（火花）が出るため、初心者にとっては作業しにくいです。
また、スパッターが周りに引火する危険性もあります。
一方、TIG溶接はスパッターがほとんど発生しないため、初心者でも比較的容易に作業することができます。
■騒音や煙が少ない
溶接と聞くと、大きな機械音と煙をイメージする方が多いかもしれません。
たしかに他の溶接方法では騒音や煙が発生します。
しかしTIG溶接はスパッターが発生しない仕組みのため、騒音や煙も少ないです。
▼まとめ
TIG溶接には以下のような特徴があります。
・幅広い金属の溶接が可能
・初心者でも作業しやすい
・騒音や煙が少ない
TIG溶接はこれらの特徴から、使用頻度が高い溶接方法であると言えます。
当社では研磨・溶接をはじめとした金属加工を行っております。
仕上がりには細部までこだわっておりますので、溶接に関することは気軽にお問い合わせください。