溶接方法にはいくつか種類がありますが、その中でもアーク溶接は比較的多く使われています。
また、溶接と言えばアーク溶接を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
今回は、アーク溶接の仕組みや特徴について解説します。
▼アーク溶接とは
■アーク溶接の仕組み
そもそも溶接は、金属に熱を加えて溶かした後に固める仕組みです。
アーク溶接は、熱と一緒にアークという放電現象を使う溶接方法で、約5,000~20,000℃もの熱を加えることができます。
これにより、早く正確に溶接することが可能なのです。
■アーク溶接の特徴
溶接を行うにはさまざまな装置や設備が必要ですが、アーク溶接に必要な装置や設備は比較的小型であるため導入しやすいという特徴があります。
また、溶接方法によっては自動で行うことができますが、アーク溶接は手作業のためある程度の経験とスキルが必要です。
▼アーク溶接の種類
■消耗電極式溶接
被覆アーク溶接・MAG溶接・MIG溶接・エレクトロガスアーク溶接といった種類があります。
これらは、溶接する金属の種類や状況に応じて使い分けられています。
■非消耗電極式溶接
非消耗電極式溶接は、電極が融解しないため溶加材を母材に溶かし込む溶接方法です。
不活性ガスを使用するTIG溶接や、プラズマアークを使用するプラズマ溶接といった種類があります。
▼まとめ
アーク溶接は熱と一緒にアークという放電現象を使う溶接方法で、約5,000~20,000℃もの熱を加えることができます。
アーク溶接は溶接の基本と言っても過言ではありませんが、手作業で行うため経験とスキルが求められます。
当社では研磨・溶接をはじめとした金属加工を行っておりますので、気軽にご相談ください。
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