金属加工においてアルミニウムは一般的な材料です。
そのため、金属加工を行うにあたってアルミニウムについて理解しておく必要があります。
そこで今回は、アルミニウムの特徴を紹介します。
▼アルミニウムの特徴
■熱伝導率が高い
アルミニウムは熱を伝えやすいという特徴があり、鉄の約3倍もの熱伝導率を誇ります。
この性質を活かし、熱交換器や放熱器などに活用されています。
■加工しやすい
アルミニウムは延びが良く融点が低いという点から、さまざまな加工方法に適しています。
たとえば塑性加工・鋳造・切削加工・溶接など、複雑な形状でも問題なく加工可能です。
■軽い
アルミニウムは他の金属と比べて軽いのが特徴です。
そのことから、建築材料やスマートフォンなどさまざまな製品に活用されています。
■錆びにくい
アルミニウムは酸化被膜を形成しやすく、これが腐食を防ぐ役割を担っています。
錆びにくいという特徴を活かし、船舶や建築などさまざまな分野でも使用されています。
■磁気の影響を受けない
アルミニウムは磁気の影響を受けないため、磁場が存在する場所でも問題なく使用可能です。
そのことから、医療機器や磁気コンパスなどに使用されています。
▼まとめ
アルミニウムには以下のような特徴があります。
・熱伝導率が高い
・加工しやすい
・軽い
・錆びにくい
・磁気の影響を受けない
アルミニウムはとても利便性が高い金属ですが、溶接は難しいとされています。
当社では研磨・溶接をはじめとした金属加工を行っておりますので、金属の加工のことならお気軽にご相談ください。
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