コラム

ステンレスの表面仕上げの種類とは?

さまざまな用途で用いられる金属のひとつに、ステンレスが挙げられます。
加工の最終工程で表面仕上げが行われますが、その種類はいろいろです。
そこで今回は、ステンレスの表面仕上げの種類についてまとめました。
▼ステンレスの表面仕上げの種類
■酸洗い
強い酸性の液体に浸すことによって、ステンレスの表面に厚さ数ミリほどの皮膜を形成するのが、酸洗いと呼ばれる表面仕上げです。
出来上がる被膜は非常に強固で、ステンレスの表面をさびや傷から守ります。
複雑な形にも対応できるため、さまざまな用途に用いられます。
■エンボス仕上げ
プレス機を使い、表面を四角い凸凹状に仕上げたのがエンボス仕上げです。
また、薬剤によって凸凹を作る場合もあります。
エンボス仕上げを施したステンレスは主に建材として使われ、装飾用に用いられるのが特徴です。
■ヘアライン加工
ステンレスの表面に研磨ベルトで擦り傷を作った仕上げ方を、ヘアライン加工と言います。
一定方向に研磨ベルトを動かすことによって、表面に細い筋状の模様を作り出す仕組みです。
研磨の働きがつや消しの効果をもたらし、仕上がりには高級感が感じられます。
■鏡面仕上げ
非常に目の細かい研磨剤で研磨を行った後、さらに鏡面用バフを使って仕上げたのが鏡面仕上げです。
ステンレスの表面仕上げの種類の中では最も反射率が高く、鏡の代わりに用いられることもあります。
衛生的な環境が求められるクリーンルームや、建物の装飾などに適した仕上げです。
▼まとめ
ステンレスの表面は、さまざまな方法で仕上げられます。
酸洗い・エンボス仕上げ・ヘアライン加工・鏡面仕上げなど、用途に応じて種類が分かれるのが特徴です。
当社は愛媛において、各種金属に溶接・研磨といった加工を行っております。
ステンレスの表面仕上げのことなら、お気軽にお問い合わせください。

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