パイプを取り付ける際は、適切な場所にぴったりと合うように溶接によって形を整えていきます。
そんなパイプ溶接は、どのような手順で進められていくのでしょうか。
今回は、パイプ溶接の手順について解説いたします。
▼パイプ溶接の手順
■金属材料の選定
パイプに使われる金属材料には、鉄・銅・アルミニウムなどのさまざまな種類があります。
近年はさびにくくて耐久性に優れているという理由から、ステンレスが用いられるケースが増えてきました。
パイプ溶接の手順は基本的に同じですが、金属材料の種類によって違いが生じる場合があります。
したがってまず最初に金属材料を選定し、それに合った溶接方法で進めることが重要です。
■材料を削る
使用する場所に適した金属材料が決まったら、次に材料を削る作業に取り掛かります。
最終的にパイプの完成形に仕上がるように、すべての材料を削っていく作業です。
材料にロスが出ないよう、慎重に作業を進めましょう。
■エルボの溶接
エルボとは、パイプの曲線部分の部品のことです。
パイプをつなげていく際に欠かせない部品で、慎重に溶接を進めていかなければなりません。
つなぎ目を意味する「シーム」と言われる部分が内側にくるように、エルボと他の部品を溶接していきます。
▼内側が先で外側は後が基本
パイプ溶接を行う際は「先に内側を、その後で外側を溶接する」というのが基本の手順です。
この基本をしっかりと押さえておけば、金属の素材に左右されずにパイプ溶接を進めていけるでしょう。
▼まとめ
パイプ溶接は、金属材料の選定・パイプを削る・エルボの溶接といった流れで進んでいきます。
内側が先で外側が後、といった基本を踏まえて進めることで美しく仕上がるでしょう。
愛媛を拠点とする当社は、高度な技術で溶接・研磨などの金属加工を承っております。
パイプ溶接につきましても、お気軽にお問い合わせください。
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