金属の表面をなめらかに仕上げるためには、特殊な作業が行われます。
それが、バフ研磨です。
今回はバフ研磨とはどういう作業で、どんなメリットが得られるのかを解説いたします。
▼バフ研磨の特徴とメリット
■バフ研磨とは?
金属の研磨方法のひとつで、主にステンレスの表面を磨き上げる際に行う作業です。
専用の機械にさまざまな素材でできた「バフ」を取り付け、研磨を行います。
▼バフ研磨によるメリット
■付着物の除去
ステンレスを加工してさまざまな品を作るには、溶接作業が欠かせません。
高温の火によって金属を溶かす溶接を行うと、飛び散った金属が冷えて固まり表面に付着します。
この状態のステンレスの表面は、ザラザラとした手触りです。
バフ研磨を行うことで付着物を取り除き、表面を滑らかな手触りへと整えていきます。
■高い美観性
近年はさびに強い金属素材として、ステンレスの人気が高まっています。
よく用いられるのがキッチンで、ショールームでピカピカのステンレス製キッチンを見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。
こうしたステンレスの美しさを引き出すのも、バフ研磨がもたらすメリットです。
■衛生面に優れている
表面がでこぼこしていると、どうしてもその部分に汚れがたまってしまいます。
バフ研磨によって仕上げたステンレスは表面の傷や凸凹が取り除かれており、汚れがたまりにくいのが特徴です。
そのため、とりわけ衛生面を重視する製品には欠かせないメリットとなっています。
▼まとめ
ステンレスの表面を仕上げるバフ研磨には、非常に多くのメリットがあります。
付着物を除去し、高い美観性を保ちながら衛生面においても優れた効果を発揮することで、さまざまな製品に使用されています。
愛媛で溶接・研磨を手掛ける当社は、金属加工の高度な技術を有しております。
バフ研磨に関することはお気軽にお問い合わせください。
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