ステンレスの表面を仕上げる研磨方法の1つがバフ研磨です。
バフ研磨をおこなう際、しばしば番手という言葉が使われますがどういったものなのでしょうか。
そこで今回は、バフ研磨における番手についてご紹介します。
▼番手とは
番手とは、研磨剤の細かさや粗さを数字で示したものです。
例えば、#320、#400、#600、#800など種類は豊富にあります。
番手は番号が小さければ小さいほど粗く、大きければ大きいほど細かいです。
また、番手が大きいと光沢を出すことできます。
「研磨○○番仕上げ」というように表現されていて、基本的には#400前後の番手で加工されていることが多いです。
▼番手は仕上がりを左右する
バフ研磨は綺麗に仕上げる必要があるため、細かくできる大きい番手のほうが望ましいと思われるでしょう。
しかし、最初から細かい番手で作業をすると時間がかかるため、数字の小さいものから始めるがポイントです。
数字の小さい番手で粗磨きをして、少しずつ数字の大きい番手で磨くようにします。
また、職人の技術力も重要なポイントです。
数字の小さい番手で磨いても、数字の大きい番手で磨いたかのように仕上げる技術を持つ職人もいます。
▼まとめ
バフ研磨の番手とは、研磨剤の細かさと粗さを数字で示したものです。
一般手には#400前後の番手が多く、数字が小さいと粗く、大きいと細かくなります。
番手は、仕上がりの滑らかさや光沢を出すために欠かせないもので、クオリティを左右する大事なポイントです。
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