コラム

鉄の特徴と鋼との違いについて

鉄には、どのような特徴があるのかご存じですか。
「硬くて強い」というイメージを持つ方は多いですが、実際には少しイメージと違うかもしれません。
そこでこの記事では、鉄の特徴と鋼との違いについて紹介していきます。
▼鉄の特徴と鋼との違い
■鉄の特徴
100%の純粋な鉄(Fe)は、白い光沢があるのが特徴です。
またかなり酸化しやすいうえに、もろくてデリケートな物質と言えます。
そのため形を維持するのが難しく、加工にはあまり適していません。
しかし他の成分を添加することで、硬度・強度・耐熱性・耐摩耗性などを向上させることができます。
一般的には、炭素量が0.02%未満のものが「鉄」として分類されます。
■鋼とは
鋼とは、鉄・炭素・リン・マンガン・シリコンなどを含んだ合金のことです。
鉄にこれらの成分が混ざることで、強くて硬く折れにくい物質に変わります。
特に炭素の量が増えれば増えるほど、硬いものに変わっていきます。
なお鋼に含まれる炭素の量は、0.02~2.14%未満です。
一般的に目にする「鉄」のなかには、「鋼」に分類されるものもあるでしょう。
▼まとめ
純粋な鉄はもろいため、炭素と混ぜて鋼にして使うのが一般的です。
鋼も炭素の量によって、その硬度や強度が変わってきます。
鉄鋼を加工するためには、鉄鋼についての深い知識と熟練した経験が必要です。
当社には、鉄鋼への深い知識と溶接の高い技術を持ったスタッフが在籍しております。
金属の溶接や研磨などを愛媛の会社に依頼したいとお考えの方は、ぜひ当社にご依頼ください。

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