コラム

溶接継手の強度を上げる方法とは

溶接継手の強度は、製品のクオリティに直結します。
そのため「溶接継手の強度を上げたい」とお考えの方も多いと思います。
しかし、肝心の上げ方が分からないとお困りの方もいらっしゃるでしょう。
そこで当記事では、溶接継手の強度を上げる方法について紹介します。
▼そもそも溶接継手とは?
溶接継手とは、母材接合部分に熱や圧を加えて溶融状態にし、接合させる継手工法のことです。
溶接継手にはさまざまな種類があり、突合せ継手・十字継手・重ね継手などがよく知られています。
とくに突合せ継手は継手部にコブが発生しにくく、多くの溶接現場で頻繁に利用されています。
▼溶接継手の強度を上げる方法とは?
■応力振幅を低減させる
破壊靭性のミスマッチや疲労強度が低下すると、溶接継手の強度も低下してしまいます。
そのため溶接止端部形状の改善を図り、応力振幅を低減させることが先決です。
応力変動さえ低減できれば疲労強度が向上し、溶接継手の強度も上がります。
■平均応力を低減させる
溶接継手の強度は、平均応力に大きく左右されます。
平均応力が低減できれば溶接継手の強度が向上するため、ピーニング処理や局部加熱急冷などで平均応力の低減を図りましょう。
▼まとめ
溶接継手の強度を上げるには、応力振幅と平均応力の2つを低減させる必要があります。
前述したように溶接継手の強度は製品のクオリティに直結するため、できるだけ高める必要があります。
当社は、愛媛県松山市で金属の研磨・溶接を行っています。
溶接に関するご依頼は、いつでもお問い合わせください。

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